当社は、CFD-最適な船体設計やアルティメットラダーバルブ、ネイバーダクト、エコキャップ等のESD製品など、各船体構造に適した省エネデバイスの設計から製造まで、幅広い省エネソリューションを提供します。.これにより、最大6.2%の燃料を節約できます

エコキャップ(G-FRP製フィン)

省エネ 1 – 3%

エコキャップは、プロペラの異の根から発生した渦がキャップ端部で集中するのを防ぐよう設計されたもの。これによりキャップ後方での負圧領域の発生を抑え、キャップ後端部での抵抗を減らすことが実現し、エネルギー効率が改善されます。キャップ本体はNAB製ですがフィンはFRP製としており、薄翼による低抵抗化に成功しました。また、フィンの枚数は7枚となっており、プロペラ翼との位相をずらすことによって、異なる船速や回転数、荒天時など、様々に変動する流れにも幅広く対応できるようになりました。

アルティメットラダーバルブ  

省エネ 3 – 6%

バルブヘッドを極限(=アルティメット)までプロペラに近づけることをコンセプトとして開発したラダーバルブ。プロペラのキャップ部分がバルブヘッドの形をしており、舵側のバルブボディと合わせて一つの流線型のバルブ形状となるように配置しました。低速船から高速船まで様々な船型での模型試験を実施し、主にスラスト減少係数を改善する効果が認められ、2~6%のエネルギー効率の向上効果が得られています。

ネイバーダクト& エコキャップ(G-FRP製フィン) 

省エネ 6,2%

ネイパーダクトは船尾に取り付けるダクトで、船体の側面を流れる力を利用して推力を発生することを目的に開発されました。なるべく多くの流れが利用できるよう、船体に沿わせるように縦長・楕円の形状に仕上げ、また船体側面の「隣」に配置されることからネイパーダクトと名付けました。海上安全技術研究所の協力のもと行った、82BCの模型船を使った自航試験では、ダクトを付けた場合で4.6%も の効率向上が認められています。スラスト減少係数2.7%と大幅に向上し、ネイバーダクトによる船体側面部の流れを利用した推力の発生が、大変有効であることが確認できました。